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弓道部で使う弓はどんな弓?自分に合った弓をカスタマイズしよう!

2019/10/03
 
弓
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弓道を始めてみたいと思ったときに、まず目が行くのは弓ですよね。

自分の身長以上もある大きな弓を目一杯引き絞り、張り詰めたその緊張感。

離れの弦の鋭い音と手元できれいに回転する弓。

豪快さと品の良さが混在した弓の姿には憧れますよね〜。

まあ実際自分が引いてそうなるには結構な時間と練習が必要なんですが。

今回はそんな憧れの弓がどんなものなのか、素材やカスタマイズについてご紹介します。

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弓の素材

弓は何でできていると思いますか。

私が高校の頃、はじめて弓を触ったときは剣道の竹刀と似た感覚があったので全部竹かな?と思ったのですが、それはグラスファイバーやカーボンファイバーを使った合成素材の弓でした。意外!日本の武道も素材の発展が進んでいるのですね。

以下、素材ごとの弓の解説です。

グラスファイバー弓

グラスファイバーとはガラスの繊維です。

弓の中では最安で購入できる弓になります。が、衝撃吸収性がカーボンに劣るため反動が大きく、すこし扱いにくい感じがします。

初めて自分の弓を買ってみるというときはいいかも知れません。

確か友人が大学に入って買ったと言ってたのがグラスファイバーだったかな?

カーボンファイバー弓

カーボンファイバーは炭素繊維。

丈夫で最も使用されている種類の弓です。竹弓に比べたら反動が大きいですが、取扱や手入れが楽で価格も手頃と学生弓道にはうってつけの存在です。

弓道がここまで普及したのも、カーボン弓ができたおかげと言えましょう。

竹弓

鍛錬を積んだ弓師によって作られるのが竹弓です。

芯の部分に竹とハゼの木を貼り合わせていることで強度と弾力を併せ持った弓になっています。

部分によって素材を変えることで硬度と柔軟性を両立させているという点で日本刀と似ている感じがしますね。

値段は高いので高段位者やお金に余裕のある社会人が主に使います。

取扱も繊細なので学生には向きませんね。

 

弓の部位の呼び方

弓の部位は細かく言うと非常に多くなってしまうので、弓道を練習する上でよく使う呼び方のみを紹介します。

  • 末弭(うらはず):弓の上端
  • 本弭(もとはず):弓の下端
  • 握り皮(にぎりかわ):弓を握る位置、テニスとかでいうグリップ部分。
  • 矢摺籐(やずりどう):握り皮の上にあり、矢が横を通る部分。
  • 弦(つる):末弭、本弭に引っ掛けて張る糸。テニスでいうガット。
  • 中仕掛(なかじかけ):弦に矢を取付ける部分。
  • 弓弝(きゅうは):弓の握り皮と中仕掛の間の長さ。大体15cmくらい。

大まかにこの7つくらいでしょうか。

ホント大まかに。

 

弓のカスタマイズできる部分

弓は自分でカスタマイズできる部分があります。(あくまで既成品をいじる範囲で、消耗品と言える部分になります)

人によって手の大きさや体格など違いますから、自分に合わせた調整が必要になります。

以下の部分がカスタマイズ可能な部分です。

  • 握り皮
    弓手の手の内で握る部分ですので、卵を握るような形にフィットさせるのが理想です。
    当てゴムを中に入れて握り皮を巻くことで厚みを調整できます。

  • 硬めのものから柔らかめのものまでいろいろ種類があります。調べてみたら数十種類取り扱っているお店もありますね。
    色も黒や赤など、様々ですね。硬い弦のほうが弦音が高くなりますが、弓や体への負担が大きくなりますのでそこを考慮して選ぶ必要があります。
  • 中仕掛
    矢の筈をはめるために、太さを調整します。
    自分が取り付けやすい硬さにするため、麻の繊維を木工用ボンドなどで貼り付け、道宝という専用の道具でしごきます。

 

まとめ

以上が弓道の弓についてのご紹介でした。

簡単ではありますが、弓道の弓はこれらを知っていればだいたい大丈夫です。

テニスラケットみたいにグリップ部分(握り皮)とガット(弦)をよく交換しますので、その手入れの手間はあると覚えておくといいですね。

 

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