弓道部って何からはじめる?入部したての頃はこんな感じ

これから弓道部に入ろうかと思っている方、いらっしゃいませ!
最近では小説、漫画、ゲームなどでとりあげられることも多くなり「弓道」という競技がよく知られるようになってきたように感じます。地域によっては中学校から弓道部があるところもあるみたいで、今後どんどん弓道が普及してメジャーになっていったらいいなと思いますね。
そこで、ここでは「弓道部ってどんなことをやるの?」「やってみたいけど続けられるかな」って悩んでいる方のために、私の弓道部経験をご紹介していきたいと思います。是非参考にして弓道部ライフをイメージしてみてください。
まず今回は弓道部が「何からはじめるのか」書いてまいります。
仮入部でやること
入部届を出す前、仮入部という状態がありますよね。見学以上、入部未満の関係性といいますか。
まずはじめに弓道場に来てみた新入生は「見取り稽古」か「弓道体操」をすることになります。
見取り稽古では先輩が弓を引いているところをひたすら見ます。基本後ろから見ることになりますね。ここで上手い先輩が引いているところであれば、矢を放ったときの弦の音がキレイでカッコいいと思うんですが、下手な人で全然的にあたらなくて退屈ってなる場合もあると思います。
そのときに、なぜあたる人とあたらない人がいるのか「観察」と「考察」が楽しめる人だと弓道部に向いているんじゃないかなと思いますね。
見てるだけは性に合わないという人は弓道体操をしましょう。
弓道には射法八節という弓を引く一連の動作があるのですが、それの元となる体操があります。というかたしかありました。ちょっと十数年前の高校の頃のことなのでうろ覚えですが、たしかあったんですよ弓道体操。
要は射法八節で使う筋肉を意識した軽いストレッチなんですが、学校ごとによってやり方は違うかもしれませんね。
で「弓道体操」で調べてみたらCOWCOWのネタが出てきました。これ着てる服のカラーが弓道の道着っぽいだけじゃないか(笑)
仮入部の段階でも体操だけじゃなくて射法八節やその先を教えることもあるかもしれません。厳しいところでなければ大抵は新入部員歓迎だと思うので、色々質問に答えてくれると思いますし弓とかも触らせてもらえるでしょう。
入部後にはじめるのは?
入部届を出した後、最初にやるのが「射法八節」です。
うちの高校は小さい道場だったので新入生は外か校内の廊下で練習していましたね。弓道部って入部する人はだいたい初心者なので、基本的にみんな一緒に並んで練習をします。そしてさすがに制服では動きにくいので体操着に着替えます。一応運動部ですからね。体操着は忘れないようにしましょう。
射法八節はその名の通り8つの動作があり、以下の順番で行います。
- 足踏み(あしぶみ)
- 胴造り(どうづくり)
- 弓構え(ゆがまえ)
- 打起し(うちおこし)
- 引き分け(ひきわけ)
- 会(かい)
- 離れ(はなれ)
- 残心(ざんしん)
細かい説明は全日本弓道連盟の射法についてを見てみてください。
これらの流れを弓を持たずにすべて素手でやります。はじめのうちはひたすら1の足踏みだけを繰り返し、その後、胴造り、弓構えと、一つ出来たら次の動作までの流れを延々と繰り返します。
この射法八節をやっている期間は退屈でしょうね。退屈なんですが、他のスポーツでいうフットワークや素振りみたいなもので実力をつけていく上でとても重要なことは確かです。この修業のようなルーチンが好きだという方は弓道を是非やってみてください。ハンターハンターのネテロ会長の「一日一万回、感謝の正拳突き」が好きな人は是非。
加えて、筋トレだったり校舎周りを走ったりもします。申し訳程度の運動部っぽさがあるのが弓道部です。もうはじめのころは地味な練習ばかりですね〜。
まとめ
入部までのイメージはどうでしたでしょうか。最初のうちはホントに面白みがないと思います(笑)
だって弓を持つこともないですからね。
まあ芸事に下積みはつきものですので日本らしいといえばそうですが。
私が弓道部に入った動機は「使える武器が増えるから」でしたね。剣道はやったことがあったので剣の次は弓かなと。そんな感じで動機は何でもいいと思うので、興味が湧いた方は弓道場に一度見学に行ってみてください。同じ弓使い志望者が増えることを心待ちにしていますよ。
それではまた次回。